地域猫との出会い。

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 昨日の朝ランニング中に休憩しようと立ち寄った公園で2匹の猫に出会った。最初は野良猫だと思っていたが私がベンチに腰掛けた途端すり寄ってきたり、膝の上に乗って静かに寝始めたり…体もふっくらしていたし、黒猫は喧嘩したのか耳こそ破れてひらひらになっていたものの、2匹とも健康な様子だった。そこで思い出したのが、私の愛犬がお世話になっている動物病院で見た地域猫に関するポスター。地域猫って以下のような子等のことを指すらしい。

餌・水をやる場所が決められ、カバーで覆った出入り口を設けたプラスチックや発泡スチロール箱、蜜柑箱などの簡易型の塒(ねぐら)の設置、などの排泄物の処理や周辺環境の掃除、本来飼い主が受けるべき苦情の処理や、野良猫が繁殖しないように去勢手術を行って身体の特定の箇所に目印をつけられるなどの管理・保護がなされているため、法律上管理責任者が存在しない野良猫とは区別される。

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我が家の近所の宝石屋さんが地域猫を守る活動に参加しているという話を聞いていたのでその日のうちの午後に彼女を訪ねた。猫たちの写真を見せたところ、この子たちもやはり地域猫だった。猫のことを快く思わない人が餌に薬物をふりかけたり、爆竹で虐待したり…そんなことが時々起きているようで、猫達も行動の中心となる場所をじんわり変えながら生活しているようだ。私が出会った黒猫と白猫は自ら私に身を寄せてきたことを考えると、人間にひどい目に遭わされた訳ではないのかな。地域猫を全員に好きになってほしいなんて言わない。ただ、猫が嫌いなら、その存在が気に入らないなら、下手なちょっかいを出さず放っておいてほしい。飼い猫と違って寒い日に暖かい室内で暖をとることもできない、地域猫を守っている方々の助けで毎日なんとかご飯を食べて、日が照っているときには日向ぼっこで温まっている、そんなあの子たちの些細な幸せを無下に壊さないでほしい。

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*1:Wikipedia-地域猫より抜粋